温泉地としての霧島。(^o^)

自分の住む鹿児島県は、同じ九州の大分県に継ぐ、日本第二位の温泉数を誇ります。また都道府県庁所在地の温泉数では、鹿児島市が全国第一位です。

鹿児島県本土は、県下の至る所に温泉が湧き出しております。中でも全国的に有名な指宿・桜島・そして自分の住む霧島は、丁度紅葉の季節と重なって、一番いい季節を迎えております。うん!(。∂▽∂。)

今年は、NHK大河ドラマ篤姫」の舞台となった、篤姫の生家の領地である指宿の方が、大変クローズアップされているようですが、最近の放送分で、ようやく「霧島温泉郷」が紹介されました。(≧∀≦)ノo00

幕末、京都で幕府軍の襲撃に遭い、深手の傷を負った坂本龍馬と、その妻であるお龍(おりょう)を、薩摩藩家老の小松帯刀(たてわき)が、温泉療養の為に招待したのが、霧島温泉郷の1つ、塩浸(しおひたし)温泉です。

この旅行が、日本人最初の新婚旅行の発祥となったということで、当時の温泉宿の跡地に、龍馬・お龍の記念碑が建立されており、この二人が入ったとされる浴槽の跡も残っております。

龍馬夫婦は、霧島連山を登り、高千穂峰(たかちほのみね)登山を楽しんだようです。この模様を龍馬が、実の姉に当てた直筆の手紙の複製が、霧島温泉郷の1つ、硫黄谷(いおうだに)にある、霧島ホテルに常設展示されております。

霧島を、全国的な観光地に仕上げたのが、地元(旧国分市)出身の林田熊一(くまいち)という人です。その林田熊一が硫黄谷の上にあった、旧薩摩藩の御殿湯だった場所を再開発し、林田温泉を開設。鹿児島市内から、この温泉までを結ぶ路線バス会社を設立し、九州のバス王と言われた人でした。

その、長らく地元に親しまれた林田バス(当時は林田産業交通)ですが、平成期のバブル崩壊で事業が悪化し、平成9年に社長の妻と縁戚関係があった、同じ鹿児島の一大バス企業であるいわさきグループの傘下となり、林田バス株式会社として再スタートを切ったのですが、規制緩和の影響で、親会社のバス事業の縮小にともない、今年2月、グループ内の再生により、会社が清算され、「林田」の名前が消えてしまいました。

最近は、日本全国の観光地から定期路線バスや定期観光バスが撤退する動きが良く見受けられます。この地域も、昔に比べると、交通アクセスが悪くなっております。3年後に九州新幹線が全線開通し、新大阪まで直通する計画ですが、再度地域浮揚の為に、何かないものかと地元の人間として、考えることがあります・・・・。( ̄〜 ̄;)ウーン・・・